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こんにちは、タカフミです!
みなさんのデザインライフはいかがでしょうか?
僕は仕事がらデザインをする機会がおおいのですが、その時に大切にしていることがあります。
それは、デザインで「メッセージを伝えたい相手がどんな人なのか?」をというところを意識するということです。「相手が男性なのか女性なのか?」や「何歳くらいの人なのか?」といったところです。
伝えたい相手がどんな人なのかによって、デザインはがらっと変わります。今回の記事はその辺りを意識して読んでみてください。
今回もデザインで悩んでいる人にお越しくださいました。
パソコン教室で働いているヤマダさんです。お年寄り向けのスマホ勉強会を開催する予定があるそうなのですが、告知用のポスターが上手く作れなくて困っているようです。
どうも、ヤマダといいます。
小さなパソコン教室で働いていることから、今度お年寄り向けのスマホ勉強会を開催することになったんです。
自分で告知用のポスターを作ってみたのですが、いまいちパットしなくて困っています。
「みんなのスマホ110番」という名前なので、パトカーをイメージしてロゴを作ってみました。
パトカーをイメージしたロゴがいい味だしてますが、今回のようにお年寄り向けのデザインをするときには別のアプローチをオススメします。
このポスターも8つのポイントに注意するだけで、より魅力的なポスターをデザインすることができます。
それでは、さっそく勉強していきましょう!
目次
親しみの持てる色を使う
まずは最初に改善したポスターをお見せいたします。
ガラッと雰囲気が変わったのがわかると思います。
まず、大切なのが基調とする色を緑からピンクに変更した点です。
お年寄り向けのデザインの場合は、温かい印象を与えるピンクやオレンジ色などを使って親しみを持ってもらうようにしましょう。
吹き出しを活用する
ポスターを見た時に人の目線は自然と上から下に流れていきます。
その作用を利用して、ポスターのトップにタイトルよりも先に「アップデートってなんなの?」や「写真が消せない」などのテキストを吹き出しで追加しましょう。
このスマホ教室のお客さんとなりうる人が抱えてそうな問題を先に提示することで「そうそう、写真がいっぱいなんだけど消し方が分からないんだよな〜」と我がごとであるように思わせることができます。
ポップなイラストを使う
改善前のポスターではテキストがメインとなっており、イラストがほとんどありませんでした。テキストばかりでは、堅苦しい印象になってしまいます。
お年寄り向けのデザインをするときは、手書き風の優しい色合いで描かれたポップなイラスを使うようにしましょう。イラストのおかげで、気軽に参加できるという印象を与えられます。
今回のようにテーマに合ったイラストを使うことで、受け手は「このイベントに参加したら楽しそうだし、スマホで困っていることを解決できそうだな」と思ってもらいやすくなります。
丸みのあるフォントを使う
改善前のデザインでは見やすさを重視して、ゴシック体などのフォントが使われていました。
ゴシック体のように角張ったフォントは安心感や信頼性を与える一方で、すこし堅苦しい印象を与えてしまいます。
そこで、改善後のポスターではゴシック体を避けて丸みのあるフォントを使用しています。このようにすることで、堅苦しくなくフランクな印象を与えることができます。
また、吹き出し部分のように「話し言葉」や「人の感情」を表しているテキストには手書き風のフォントを使ってみましょう。手書きフォントを使うことで、よりリアルな感じをだすことができます。
文字は大きく見やすく
改善前のデザインとの一番の違いは文字の大きさです。
高齢者の方をターゲットとした場合は、文字が見やすくなるように一般的な文字サイズよりも大きいサイズを使うようにしてください。
とくにポスターは遠くから見る媒体なので、「みんなのスマホ100番」というイベント名はとりわけ大きくして目立つようにする工夫が必要です。
大切な情報はバッジで強調する
「先着9名限定」などの重要な情報はバッジなどを使って強調するようにしましょう。
ポスターの中でも少し浮いて目立つぐらいの色使いをするようにしてください。また、数字部分の文字サイズを大きくすることで希少性(レアな感じ)を演出することができます。
日時や場所はわかりやすく
以前のポスターでは開催日時や開催場所についての情報がわかりにくいデザインでした。それは、日付や曜日、時間の表記が全て同じ文字サイズで同等に扱われているからです。
改善後のポスターでは日付をより大きくしています。また、曜日をピンク色にすることで開催される曜日を強調しています。このようにすることで、受け手には「日付と曜日」の情報が真っ先に目に入ってきます。
ポスター全体にも言えることなのですが、全体的に文字が小さかったので開催日時や場所についても文字を大きくして視認性を上げている点にも注目してください。
さらに、以前のポスターでは開催場所について施設名と「駅から徒歩3分」という情報しか与えられていませんでした。これでは、少し不親切ですよね。
このような時は、最寄り駅から該当施設までの場所を追加するようにしてください。GoogleMapなどの地図をそのまま貼り付けても、細かすぎて見にくい地図になってしまう場合があるので、出来る限り地図を作成することをオススメします。
CTAを明確にしよう
CTAという言葉を知っていますか?
CTAとは Call To Action の略で、このポスターを見て貰った人に「やってほしい行動」を意味しています。
今回のポスターの場合は、勉強会の内容に興味を持ってもらって、日時や場所を確認して問題がない人に対して、「電話で申し込みをしてもらう」ということがCTAにあたります。
そのため、人の目線が上から下に流れる作用を利用して、ポスターの一番下に目立つように「電話の申し込み方法」についてセクションを大きめに設けています。
まとめ
お年寄り向けのポスターをデザインするときの注意点を説明していきました。
改善前の改善後ではガラッと印象が変わったと思います。デザインは対象となる人の性別や年齢によって、最適なデザインの方法があります。
ただカッコイイだけのデザインをするのではなく、ターゲットに「どんなことをして欲しいのか」または「どう思ってほしいのか」という点を意識してデザインをするようにしていきましょう!