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こんにちは、タカフミです!
今お仕事で別のデザイナーさんと一緒に進めている案件があるのですが、共有いただいたデータを開いたところこんなアラートがでてきました。
「使用されている〇〇フォントを置き換えますか?」
これどんなアラートかというと、デザインで使用しているフォントの中に自分のコンピュータに入っていないフォントがあるときに出てくるものです。そんな不測の事態に備えて、illustratorやSketchなどのグラフィックツールでは替わりのフォントに置き換えることができます。
自分一人で進めているプロジェクトであれば似たようなフォントに置き換えて急場をしのぐこともあるのですが、チームでやるとなるとそういうワケにもいきません。そこで、フォントを調べてみると「モリサワ」が制作しているものでした。そう、あの「モ・リ・サ・ワ」です。
モリサワはデザイナーなら知らない人はいないほど有名な日本のフォントメーカーさんです。
日頃みなさんが電車の中で見る広告やポスター、書籍の装丁、商品のパッケージなどのありとあらゆるところでモリサワのフォントは使われています。普段はフォントってあまり意識しないと思うんですが、私たちの生活とは切っても切り離せないものだったりするんです。
目次
モリサワパスポート・ワンを買うならビックカメラがオススメです
急遽必要になったモリサワのフォントを調べたところ、「モリサワパスポート・ワン」という製品を買えば大丈夫なことがわかりました!
「モリサワパスポート」と「モリサワパスポート・ワン」の2つがあるみたいだけど
「モリサワパスポート」と「モリサワパスポート・ワン」という2種類があるのですが「ワン」の方では事前の手続きが不要で買ったその日から使えるようになるそうです。僕みたいに急ぎでフォントが必要で、使うコンピュータは1台、とりあえず1年間使ってみたいという人にはピッタリの製品ですね。もちろん、1年後には契約更新もできるのでご安心ください。
このモリサワパスポート・ワンなんですがモリサワの全てのフォントだけでなく、ヒラギノフォント、タイプバンクフォント、欧文フォント、多言語フォントなど1000書体以上がまるまるパックになった便利な製品で、好きな書体を好きなだけ選べて使えちゃいます!まさにデザイナーにとっては夢のような環境です(笑)
その他にも以下のようなサービスを無料で使うこともできるようです!
- クラウドフォントサービス「TypeSquare」の利用
- フォント管理ツール「Font Keeper」の利用
- OpenType文字検索ツール「GlyphPalette」の利用
僕がとくに気になったのはクラウドフォントサービスの「TypeSquare」です。
これ何かというとウェブフォントといわれるもので、モリサワのフォントがそのままウェブサイト上で使える便利なサービスです。これまでは、モリサワフォントを使っている部分は画像として書き出して使うことが多かったのですが、このサービスを使えばフォントをそのまま使うことができるので、綺麗な書体のままで表示できるようになります。テキストデータなのでSEO的にもいいですし、「あ、やっぱりこのテキストこっちに変えてください!」なんて変更にもすぐに対応できちゃいます^_^
月額2000円のサービスが無料で使えるだけでも、モリサワパスポートなかなかイケてるきがします!
同じ商品なのに値段が違うのはなぜ?
とりあえず急ぎで必要だったので、近くのビックカメラに行ってみました。
すると、どちらも同じ「モリサワパスポート・ワン」なのに値段が違うものが2つ販売されていて混乱しちゃいました。一つは箱に入ったもので44,500円(税別)、もう一つはアップルカードの様なカード型のもので49,800円(税別)です。
色々と商品説明を読んでみたのですが違いがよく分からず店員さんに聞いてみたところ、同じ商品なのに値段が違う理由がわかりました。どうやら箱に入っている方は昔のパッケージ版らしく、カード型のほうが新しいものらしいです。
ビックカメラでは昔のパッケージ版の方だけ値引きをして販売しているそうで、中身は全く一緒なので箱型の方を買ったほうが絶対にお得だと教えてもらいました!さらに、約5000円分のポイントも貰えるのでトータルでみると約1万円くらいお得に購入できちゃいます^_^
この箱型のモリサワパスポート・ワンは店頭在庫限りになるそうなので、必要な方はお早めにビックカメラで購入したほうがいいかもしれないですね!
箱の中身はなんだろな?
家に戻ってさっそく箱を開けてみるとなんとビックリ!CD-ROMが入っていません。
平成元年生まれの僕としては、パソコンソフトを買ったら当然中にCD-ROMが入っているものだと思いこんでいたのですが、どうやら最近のソフト販売はCD-ROMの替わりにシリアルキーが入っていてあとはウェブからダウンロードして使うものが多いようです。考えてみればMacのノートパソコンではCDが読み込めないものが殆どなので、こっちのほうがユーザーにとっても便利ですよね!
また、取り扱い説明書以外に「TypeFaceBook」と「FONT DICTIONARY」という冊子も入っていました。
「TYPE FACE BOOK」はモリサワパスポートに収録されているフォントが一覧で見られる冊子です。なんか、みているだけでもインスピレーションが湧いてくるので楽しいです。
「FONT DICTIONARY」は「文字コードってなに?」といったデジタルフォントを扱う上で知っておきたい基礎知識などが解説されている冊子になります。辞書のように索引することもできるので「あれ、これどういう意味だろう?」って時には、ササッと調べることができます。是非、手元に置いておきたい一冊ですね!
フォントが高すぎるって言う人もいるけど。。
このモリサワパスポートを調べているときに、一部では「値段が高すぎる!」という声がチラホラ聞こえてきたのですが僕個人としては全くそうは思いません。
実は以前に仕事でアルファベットのフォントを作成したことがあります。アルファベットですら大文字・小文字、記号などを含めても60文字以上が必要になります。しかも、ただ作ればいいだけではなくフォントそのものに特徴を残しつつ、文字が隣あったときにもバランスよく表示されるように作っていく必要があるんです。僕にとっては初めての経験だったのですが、「もう二度とやりたくない。。」と思ったほどに大変な作業でした。
文字数が少ないアルファベットでこれなのに、これが日本語フォントとなるとどうでしょうか。常用漢字だけでも2000文字以上になるのですから、フォント作成にかかるコストは膨大なものです。
僕のYouTubeチャンネルでも解説しているように、デザインにおいてフォントは重要な役割を担っています。フォントを上手く使えば、柔らかい雰囲気にしたり、大人カッコいいテイストを演出することもできます。これを、モリサワフォントを使わずにデザインする度に必要なフォントを自分でいちから作っていたら時間がかかっちゃいますよね。それなら、お金を払ってプロが作ったフォントを使ったほうが圧倒的に効率がよくてデザインのクオリティとしても高いものになるはずです。
しかも、このフォントを使ってデザインしたものでいくら稼いだとしても、モリサワの手元に入るのは5万円のみなんですよね。5万円とかならパンフレットなどの案件で簡単に賄えてしまうので、こんなに良心的な話はないと僕は思います。
フォントはデザインをする上で切っても切り離せない大切なモノです。使えるフォントが増えることで、デザインにも幅ができてより豊かな表現ができるようになります。結果的にアウトプットのクオリティも高まって、お客さんにも喜んで貰えるはずです!
購入しようか悩んでいる方は、投資だと思って購入してみることをオススメします^_^