デザイナーならこの気持ちわかるはず。僕がiPhoneXにケースをつけない理由。

最近、街中でiPhoneXを使う人をよく見かけるようになりました。一部ではiPhoneXが高すぎて思ったよりも全然売れてないらしいという、ネガティブな報道が流れていたため心配していたのですが、巷の様子をみるとその心配も無用だったようです。事実、アップルの正式発表でも実際の販売成績はそこまで悪くなかったようです。

さて、話しを戻しますが、巷でiPhoneXを使っている人を見ると少し驚くことがあります。それは、みなさん何かしらのケースを着けているということです。最近流行りの手帳風になるものや、薄いプラスチック製のケースなどを使っている人が多いように思います。

今ではスマホにケースは必需品のような感じになっていますが、これって本当にそうなのでしょうか?

僕はちょっと疑問に思っていたりします。

ケースを着けたくなる気持ちよくわかります

スマホにケースをつける理由って多分こんな感じではないでしょうか?

  • 傷をつけたくない
  • 落とした時に壊れないように
  • 他とは違ってオリジナリティをだしたい

実は僕もこの気持ちよくわかります!どうせ使うならなるべく綺麗な状態で使い続けたいものです。特にiPhoneXのSIMフリーとかになると15万円近くするので、落として傷が付いたり壊れたりしようもんなら、末代まで呪いたくなるほどにテンションが下がるはずです(笑)

また、最近のスマホはどれも似たり寄ったりなので、昔の携帯電話と違ってオリジナリティをだすのが難しいと思います。それだったら、カバーをつけて少し個性を出したくなりますよね。

僕もその気持ちはよく分かってはいながらも、決してスマホにケースをつけることはありません。それは、僕がモノづくりに関わる一人のデザイナーであることが関係しているからだと思います。

カタチあるものの裏側には数え切れないほどの試行錯誤があったりします

仕事でロゴのデザインをすると、最終的な一つに絞るために数十種類の案を考えて、いくつも候補を出すことになります。クライアントさんや商品が持つメッセージをより伝えるために、試行錯誤しながらデザインを生み出す作業です。時間が解決してくれる部分ではないため、時に終わりが見えなくて一番大変なところではありますが、「これだ!」というものに出逢えたときの快感はなんとも言えないほどです。

この試行錯誤を繰り返しながら、何かを生み出していく作業ってデザインに限らず色々なフィールドにあるものです。

iPhoneXを開発したエンジニアやデザイナーもそれぞれの分野から、様々なアプローチをして少しでも軽くて薄いiPhoneを生み出そうとしてきたはずです。

自分もデザイナー・開発者としてモノづくりに関わるようになってから、この血の滲むような思いで開発をする人達の気持ちがよくわかるようになりました。だからこそ、作り手の努力を無駄にしたくないと思っています。自分だって時間をかけてデザインをしたものが勝手に改造されて、意図しない使われ方をしたら少し残念に思うと思うのです。

なので、大変な思いをして軽く、薄くしたものにカバーをつけるなんていうことはできなくなりました。リスペクトをはらっているからこそ、作り手の思いを大切にしたいと思うようになったのだと思います。

iPhoneXの場合はケースなしで使った方が手に馴染みやすく、薄さや軽さも感じられて、より端末への愛着が湧いてくるものです。

ケースをつけないために僕がしていること

これまで、偉そうなことを言ってきましたが、そうは言ってもケースを着けずに使うのは不安だと思います。そこで、僕はたった一つだけルールを決めることにしました。

それは、とってもシンプルで「歩きながら使わない」ということです。

スマホが壊れてしまう原因の多くが高いところから落として壊してしまうことだと思うんです。それって、そもそも歩きながら使ったりすることで、人にぶつかったり、手が滑ったりして落としてしまうことがほとんどだと思います。

そこで、僕は基本歩きながらスマホを使わないようにしています。返信が必要な場合は、道の端っこに立ち止まって、返信をするようにしています。

iPhoneXを使うようになってもう半年くらいになりますが、このルールを決めてから一度もiPhoneを落とすことはなくなりました。

モノづくりに携わる一人として、これからも、こういった作り手の気持ちを大切にし続けたいと強く思うようになりました。