自分が当たり前だと思うことが誰かの役にたつことってあるよね!

先週、知り合いの方から「ちょっとご相談にのって欲しいことがあるんですが。。」と声をかけていただきました。基本的に僕は二つ返事で「いいですよ!」なんて言ってしまうタイプなので、そのときも「どんな話が聞けるんだろう」とワクワクしていました。

ご相談をされた方は、もともと個人事業主として難関大や医学部などを志望する学生さん向けに数学などを教えている方でした。その仕事をされるようになったキッカケとしては、自分自信も経済的に厳しい環境でありながらも大学に受験できたことで可能性が広がったという原体験だったそうです。

一般的に経済的に厳しい環境にいる子供達は大学に進学することを断念してしまうケースがよくあります。教育は未来に種をまくような大きな投資であるにも関わらず、家庭の経済状況がそれを阻害してしまうのです。

ご相談された方は経済的格差によって発生する教育の不平等をなくせないかと長年色々な活動されている方でした。最近になって、ITの力を使うことで解決できる方法が見えはじめて、そのプロジェクトがちょうど一年程前にスタートしたのですが、少し困っていることがあるとのことでした。

問題は意外なところに隠されていたりする

お話を聞かせていただいたところ、「プロジェクトに遅れがでてしまう」という問題を抱えているようでした。ひと通り、プロジェクトの進め方や情報共有の方法などを伺ったところ、これといった問題はなく大丈夫でした。

しかし、よくよく聞いてみると以外なところに問題がありました。それは、システムのUI・UXを担うデザイン部分での情報共有の仕方でした。

そのプロジェクトでは、Illustratorを使って各画面を設計して、PDFなどで書出したものをDropboxでチームのみんなと共有するという方法をとっていました。僕も以前は同じ様な方法で設計・共有していたことがあるのでよく分かるのですが、この方法ってコミュニケーションコストが結構かかってしまうんです。

どれが最新のデザインが分からなくなってしまう

一番やっかいなのは、少しずつデザインに修正を加えるうちに「ver1-1.pdf」などの名前を付けて管理しなくてはならず、バージョン管理を間違えたり、場合によってはどれが最新のデザインだったのか分からなくなってしまうことがよくあります。

それに、デザインを修正する度に「ファイル名を変更」→「書出し」→「Dropboxにアップロード」という作業をするのって、本当に面倒ですよね。デザイナーさんには、こんな退屈な作業はやめてもらって、もっとデザインにフォーカスしてもらうべきです!

フィードバックをするのがちょっと面倒

開発をチームで行う場合、デザイナーさんが作ったUIに対してフィードバックをするケースがほとんどだと思います。その際にも、PDFやJPGデータで共有する方法だと面倒なことになってしまうんです。

たとえば、ログインボタンの色を赤にして欲しいという指示を出すだけでも、一つの画面にボタンが複数あった場合にテキストだけでボタンの位置や変更内容を的確に指示するのって大変ですし、難しい場面がよくあります。

デザイナーさんの方も、テキストで送られてきた内容と自分のデザインを照らし合わせながら、変更内容を確認しなくてはならないので視線が行ったり来たりして疲れてしまうんですよね。

アセットの書出しが大変

アセットとは英語で資産という意味で、ウェブサイトデザインの世界では実際に使うボタンやアイコンなどの画像データのことを指します。

これも、変更がある度にスライスを切って画像の書出しなどをしなくては行けないので大変ですし面倒な作業です。

こうやって、見ていくと従来のデザイナーさんのデザイン業務の中にはクリエイティブを必要としない退屈で面倒な作業が思いの外あるということに気付かされます。

デザイナーさんはデザインするというクリエイティブなことにこそ力を発揮するべきだと僕は思っているので、こういう無駄な作業は本来するべきではないですよね。

 こんな提案をしてみました

そんなこんなで、僕がアドバイスさせていただいた内容は以下の2点でした

  • Sketchを使ったUIデザインの設計
  • Zeplinを使ったデザインの共有

このブログでも何度か紹介しているでデザインツールにSketchというものがあります。Sketchはillustratorなどの一般的なデザインソフトとは異なって、複数の画面・シーンのデザインを設計するときに力を発揮するツールです。

ウェブサイトやアプリのUIをデザインするときにはデファクトスタンダードになっているツールの一つです。興味がある方はこちらの動画をご覧ください!基本的な使い方をゼロから丁寧に解説しています^^


 

また、Sketchの他にもZeplinというツールもご紹介しました。どんなツールか簡単に説明すると、Sketchで作成したソフトをクリック一つでクラウド上に公開して、チームのみんなで共有できるサービスです。

デザインで修正を加えたい箇所にコメントを残すことができます。その他にも、デザインされた画面上からボタンの色サイズフォントデータなどの開発する上で必要な情報をすぐに取得することができちゃいます。

開発を行うエンジニアさんが、自分で必要なときに、必要な情報を取得できるので開発スピードがグンとあがります!

デザイナーさんも面倒で退屈なスライス作業とこれでお別れです!

自分の当たり前が誰かの必要とするモノだったりする

そこでお話した内容って、僕にとっては普通のことで何も特別なことだとは思っていませんでした。

それにもかかわらず、アドバイスをさせていただいた後では「こんな便利なものがあるんですね!本当に助かりました!」ととても感謝されて、こちらの方こそ恐縮してしまうほどでした^^

どんなお仕事をされている方でも、自分が普段やっていることが当たり前になりすぎていて「こんなこと誰でもしっているでしょ」と思い込んでしまうことがよくあります。

でも、実際はそんなことはなくて、当たり前だと思っていることほど、誰かにとっては待ち望んでいた情報だったりすることがよくあります。

そういう意味では、どんな些細なことでもブログなどで情報発信していくことが大切なんだと強く実感した1日でした!

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