DesignBoxがさらに使いやすくなりました!

こんにちはタカフミです!

夏も終わりに近づいているというのに、花火にもお祭りも行かずに夏らしさを感じることなく終わってしまいそうな今日この頃です。

最近、Kindleを買ったこともあり、移動中の電車では本ばかりを読んでいます。今何を読んでいるかというと「ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか」という本を読んでいます。PayPalの創業に関わっていたり、様々な企業の立ち上げに関わった筆者が経験をもとに独自の視点からスタートアップについて解説されています。まだ、最初の数ページしか読んでいないのですが、すでに鳥肌ものでグッと引き込まれる箇所が多く、これから続きを読むのが楽しみです。この本についても、後日ブログが書ければと思っています。

旅先のタイで撮った1枚

使ってみて初めて分かることがある。

先日、こちらのブログでもお知らせした通りDesignBoxというフリーランスデザイナーさん向けの超シンプルなタスク管理アプリをリリースしました。リリースしてから2週間ほどたつのですが、あまりにもニッチなアプリなのでまだユーザーさんはほとんどいません。

僕は普段の業務でもDesignBoxをガッツリつかっているので、今のところ僕以上のヘビーユーザーはいないのではないかと思っています笑 2週間使ってみると「便利だなー」と思う反面「うーん。ここはやっぱり使いにくい」と感じることがいくつかでてきました。

いつもの僕なら「これは趣味で作ったものだし、まぁいっか!」となるところなんですが、DesignBoxについては自分の業務でも使うものなのでそういうワケにもいきません。そこで、大きなアップデートになることは容易に想像できたのですが「このアップデートで他の人も幸せになれるなら」と思い頑張ることにしました。

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リアルタイム同期に対応

最初の改善点に気がついたのは自宅でデザイン業務をしている時でした。その日は午後からクライアントさんとの打ち合わせがあり、すぐに出発しなくてはいけなかったため、まだデザイン途中だったのですが急いでMacBookをリュックに入れて後ろ髪を引かれる思いで自宅をでました。

旧バージョンのDesignBoxではタスクやメモなどのデータをローカル環境に保存するようにしていました。そのため、僕のように自宅でメインのiMacを使っていて、出先でMacBookを使って作業するような場合だとDesignBoxを使っていてもそれぞれのコンピュータで異なるデータを持つことになってしまいます。

この時は仕方がなかったので、出先で作業が出来るようにMacBookの中に入っているDesignBoxに同じタスクを作成してメモもコピーするというマニュアル的な対応で乗り越えました。

今後も同じようなことが頻繁するだろうし、管理しているタスクの数が10、50、100となってきたら、とてもじゃないですが手作業でこれをやるのは不可能です。。そこで、2度とこのような事が起こらないようにリアルタイムに完全同期する機能を実装することに決めました!

当初はとても険しく長い道のりになると思ったのですが、DBとして利用していたシステムのおかけで想像以上に簡単に実装することができました(^o^) 僕は気分によって持ち運ぶMacBookを変えることがあるのですが、どれを持っていっても同じタスク情報にアクセスできるので、使ってみると実際便利で苦労した甲斐がありました!

Dropboxに対応して超便利になりました

もう一つの改善点に気がついたのは出先のカフェで作業をしている時でした。

リアルタイム同期もついたことだし、これで作業がますます楽になったと喜んでいた矢先のことです。いつものようにクライアントさんのタスクを選択すると「作業スペースのパスが無効です」というアラートが。。

どういうことかというと、DesignBoxにはタスクと特定のフォルダを紐付ける機能があるのですが、そのフォルダまでのパスがおかしくなっているよというものです。

思い返して見るとiMacのコンピュータ上でワークスペースを設定したため、微妙に環境が異なるMacBookでそのフォルダを開こうとするとファイルが存在していないためアラートが表示されてしまうのです。。

「これどうしたらいいかな?」と少し悩んだのですが、思ったよりも簡単に解決することができました。それはDropboxをフル活用する方法です!僕は以前よりDropboxを使ってクライアントさんのデータをすべて管理しており、Dropboxのおかげで同じファイルを複数のコンピュータ同士でリアルタイムに同期することができています。これの何が便利かというと、自宅のiMacで作業したファイルをそのまま、出先のMacBookなどで編集できるので、バックアップも兼ねつつシームレスに作業を続けることができるんです。Dropboxを使えばメールでは送れないような大容量のファイルもリンク一つで共有できたり、ブラウザ上で簡単にデザインレビューをしてもらうことができるのでデザイナーさんなら使っておいて損はないと思います!

ただ、コンピュータによってパスが微妙に異なるためワークスペースとして設定されたパスをDesignBox側でいい感じに処理する機能を追加することにしました。最初は簡単にできると思ったのですが、案の定時間がかかってしまい苦戦することになりました笑

頑張ったかいもあり、他のデバイスからタスクを確認してもすぐに目的の作業用フォルダにアクセスできるようになりました。手前味噌ではありますが、Dropboxとの連携が本当に便利すぎて泣きそうです。。

DropboxとDesignBoxを一緒に使ってみよう!

もし複数のMacをお持ちの場合にはワークスペースの設定先にDropboxをお使いになることをオススメします。Dropboxとの連携っていうと難しそうに思えるかもしれませんが、実はとっても簡単にできます。一緒に連携方法を見ていきましょう!

インストール

まずDesignBoxをお使いになるコンピュータすべてにインストールします。アプリのインストール方法についてはこちらをご確認ください。

次にDropboxをお使いになるコンピュータすべてにインストールします。インストールする際に保存先のフォルダをカスタマイズすることができるのですが、そこはデフォルトのまま設定します。既にDropboxをインストールされている場合には、ルートフォルダの場所がどこに設定されているのか確認してみてください。次の方法で確認できます。

Dropboxの設定を確認しよう

トップメニューにあるDropboxアイコンをクリックして「基本設定」を選択します。

別ウィンドウが表示されるのでタブから「同期」を選択します。「Dropboxフォルダの場所」という項目があるので、フォルダの場所がログイン中のMacアカウントのルートフォルダになっているかを確認してください。ちなみにこの場所はDropboxのデフォルト設定になります。もし、別のフォルダが設定されている場合には画像と同じくアカウントのルートフォルダ直下になるように再設定をしてください。

これで準備ができました!

お疲れ様でした!

Dropboxとの連携というと大変そうに思えますが、これで全て完了です。あとはワークスペースを設定するときにDropbox内のフォルダを設定するだけで大丈夫です。これで、他のコンピュータでタスクを開いてもすぐに作業用フォルダにアクセスできるようになりました!


今回のメジャーアップデートによって、リアルタイム同期とDropboxに対応することができました。初めて使う技術もあったため、途中なんども挫けそうになりましたが何とかアップデートできてホッとしました。

自分で言うのもなんですが、以前のDesignBoxよりもさらに使いやすくなったと思います。このアップデートによって少しでも多くの人のデザイン業務の効率が上がってくれれば嬉しいです^_^ (アプリのダウンロードはこちら

デザイナー向けのタスク管理アプリDesignBoxを作りました